このブログでは私達の水の道の伝統 クンルンシステム で扱う、気功(チーゴン)と内功(ネイゴン)と神功(シェンゴン)の違いを説明いたします。様々な血統によりこれらの言葉は違う意味で扱われています。
私達の水の道(パス)の伝統では、これらを火のマインドパス、水のマインドパス、風のマインドパス、二極のマインドパス、無極のマインドパス、空虚のマインドパスとして捉えていきます。カルティベーターはこの中から自分で歩むパスを決めますが、どの道がどの道よりも優れていると言う事はありません。
Qi gong 氣功
『外側』または氣功(チーゴン)の道では、実践者は自分の周りの環境から氣を取り入れたり、氣を操ったりします。太陽からの氣、月からの氣、大地からの氣、空気からの氣、身体の状態が良ければ良いほどプラクティスもレベルの高い物、より真剣なもの、より困難でありやりがいのあるものが準備されます。
この段階では、実践者はエナジーチャネルを開いていく事を行います。それと合わせて、正しいマインドを育て、肉体的にも精神的にもより頑丈な自分を育みこれから続く長い道を歩める状態に自分を変容させていきます。
Nei gong 内功
『内側のレベル』または内功(ネイゴン)の道では、三つの丹田に貯蓄されたエナジーを活用していきます。実践者はこのエナジーをどうやって放っていくかを学び、自分のマインドの潜在能力を広げていきます – 脳に隠された九つの扉やクリスタルパレスなど。
内功(ネイゴン)にも様々な型が存在します。型によって潜在能力を目覚めさせる物もあれば、武術に使われる物もあります。これらの高いレベルの教えは、それぞれの伝統の中に隠された教えで、生徒の中でも偉大なカルティベーターになった事を証明できた者達だけに受け渡される事が殆どです。血統によってはファミリーメンバーにだけ受け渡されている物も存在します。
Shen gong 神功
神功(シェンゴン)または霊性の道では二極の手法を越えていきます。無極のクリアな光を完璧なものにして、ゴールドドラゴンボディーまたはダイヤモンドボディーと言われている顕現に向かっていきます。
このレベルでは、シンプルなメソッドにより、上丹田と中丹田を融合させます。幻想から形作られた二極のマインドとそれらの性質が無くなった状態に入ります。
Choosing Your Path 自分の道を選ぶ
クンルンシステム 水の道ではタオイズムの他のシステムとは全く異なるアプローチをしていきます。現代では火の道の伝統が最も知られています。火の道の前には水の道がありました。水の道の前には風の道がありました。それらの道の前には空虚または『 “mind to mind” 』の道が存在し、それはマインドセットの原型です。時間の経過とともに、これらの古代のカルティベーションの手法と偉大なマスター達は姿を消しました。
ここで書いた事がそれぞれの道の違いの基本的な部分の見分け方になります。自分のレベルで選んだ道は、どの道を選んだとしても、全身全霊でカルティベーションを行い自分のプラクティスを生きるなら、自分の本当の潜在能力を明らかにしてくれます。
クンルンシステムの本 を読んで頂くか、イベント に参加して頂ければより理解が深まります。ここに本から抜粋した言葉を授けます。プラクティスを充分に実践し、アートを生きなさい。あなたが道の始まりであり、道の終わりなのだから。
“……一番大切な事で、やってはいけない事は、クンルン関連で学んだ事と、力強く行う火をベースにしたプラクティス、クンダリーニや火に集中する手法を混ぜない事です。クンルンシステムは、水の道であり、内側のアートを耕すもので、霊性を高めるためにデザインされた実践方法です。私達のクンルンの手法はエナジーをどうやって作るか、エナジーをどの様にして蓄積していくかを長年かけて実証されてきた手法を元に宇宙の力を下に下降する流れをカルティベートするものです。水の道のエナジーが下降する流れは、火の道のエナジーが上昇するプラクティスとは全く異なるものであり、身体にもエネルギーにも異なる作用が起こります。上昇する火は会陰または不対神経節から発生し、大地が天に届く流れを象徴します。
下降する水は心臓、心臓神経節または心臓神経叢から発生し、天の道や神やタオの本質を象徴します。人間の願望の美しさは、天と地を繋ぐ能力があり、水と火をお互い尊重し合いながら、融合させられる事です。 この錬金術の作用により融合され発生するギフトは、『超加熱蒸気』になりますが、これらは体温で行われ、不純な運命を全て変容させ、愛の光と積年の慈悲心としてそれらを同時に昇華します。この超加熱蒸気こそが全ての力である超伝導流を提供し身体の中でゼロポイントにオーバーユニティーする事を可能にし、私達の意識が物質を越え光に達し無虚の無または、無虚の中の空を超えていく事ができるのです。“
クンルンシステムの本より