スピリットが肉体のある生命に入り、私達人間の身体を創る事自体が錬金術のプロセスであり、その際私達のピュアでクリアなマインドとエナジーボディーが密度を高め、霊的錬金術により肉体の世界へ入って来ます。
世界の色々な体験を通し自分達が育ち成長する中で、マインドが二極の世界に入り、肉体の密度を高め低い振動へと入って行きます。
このプロセスで私達は、ピュアでクリアなマインドの本質であり、肉体が構成されているピュアな輝きと、とても高い振動数で振動している自分達のオリジナルネイチャーを忘れてしまいます。
沢山の人生を通し、私達はどんどん私達のオリジナルネイチャー、自分が何者で肉体的に産まれる前は元々何であったのかを忘れてしまい、死んで初めて本質を再発見するのです。
The Path of Alchemy
自分の人生の旅をする最中で、この真実に目覚めるために、人はスピリチュアルハンガーになります。最終的に私達はなぜか解らないけど知恵を探究したい衝動にかられ、外側、内側、または秘密の意味を『偉大なミステリー』に入る為に得ようとします。
難しいのは、実際の錬金術の知恵を得る事により二極のマインドと肉体を反転させ、産まれる前の本質であるオリジナルネイチャーと言われる存在に戻る事です。錬金術を探求する者として私達は、世界中に錬金術の意味を含んだ物や本や歴史的な資料であふれている事を発見しました。しかしここで何が本物の教えで何がそうでは無い教えなのかについての混乱が生じます。
私達がマインドの本質を変容させた際に、その反映が肉体の本質に生じます。最終的にそこには『マインド』以外存在しない状態になります。この意味は、全てはマインドがマインド自身を理解する為に作り出しているホログラムだと言う事です。
真実のパスは錬金術を通し自分を見つける事で、『内側から外側』に行くか、『外側から内側』に行くかです。『マーキュリーへ導く』のコンセプトを理解する事が霊的錬金術の本質になり、特に『マーキュリー』は私達の内側の本質であり、ゴールドへ導くと言う変容を触媒する物だと言う事を覚えておいて下さい。
Never Just Follow
この章を終える前に、最後に皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは、目的もなく道を歩かないということです。あなたの内側のパワーや力強さを他の目的で使わないでください。道教の考えにおいて、私の師たちの多くは、本質のみがあなたと源の間に存在すべきであることを理解し、教えていました。信頼する師から真の教えを受け、魂からあなたの内側の真実と覚醒の道に最適な方法が与えられたら、本質を支えにして実践法を行わなければなりません。今の世の中では、万人に効果のある真の教えを見つけるのはとても難しいことです。人間として存在することは、旅を生き、いにしえの人々が歩んだ道を歩むことです。師を探し求めてあちこち旅をして、師に失望したり、師に受け入れてもらえなかったりして、最終的に完全に模索をあきらめてしまうことは、あなたの内側とあなたのための自己の浄化作用にとって当たり前の反応です。
最終的に自我の部分を捨て、真実にすがることをやめたとき、あなたにふさわしい真の教えが最終的に現れます。真実があらわれたら、魂を信じてください。なぜなら、あなたが、子どものような好奇心を持って実践法を楽しんで行うという、自己の認識へ戻っていく真の道が示されるよう心から願った人であると、自分自身を証明したからです。あなたが必要なものはすべて、簡単に、努力したりすがろうとしなくても、自分の目の前に現れるということを信じなければなりません。これが、「行わないで行う」道なのです。
あなたが心を開き、内側から自立するようになったとき、外側の宇宙が後に続いてきてくれます。これが、顕現の法則です。解き放ち、子どものような楽しい気持ちでクンルンの技法を実践すれば、あなたは必ず目標に到達することができるでしょう。
– クンルンシステムの本 P68より抜粋