実践者やカルティベーターとして、タオイストのクンルンの伝統の中には火と水がある事を理解する事は大切です。そしてなぜ私達は霊的伝統同士を混ぜる事を避けているのかを知る事も必要です。
ニューエイジの観念や流派では目覚める為の様々な手法を混ぜています。違う霊的伝統同士を混ぜる事によりどの様なダメージが起きるかをニューエイジの方達は理解していません。火と水の様に違うエネルギーの法則を間違った方法で混ぜると、破壊的な結果を生み出す事があります。
本（伝統的な書き方で書かれていない本）から学んだり、週末のワークショップに参加しただけで、この様な手法を教えるのは不十分です。深い理解が無く、するべき体験をせず、正しいトレーニングも受けずに教える事は関わった者全てにダメージをおわせかねません。
水と火を混ぜる
もしあなたが伝統的な真実の道を学んでいるのであれば、火と水を扱う際のバランスの取れたアプローチが存在します。これらのエネルギーの法則は”Kan(坎) と Li(離) “の本質として知られています。これらは顕現としてメンタルとフィジカル両方に現れるべきであり、実際の日常生活の中では内側と外側両方のバランスが取れた状態です。
人々は自分で選んだ目覚めの道以外の、違う伝統のよく解らない錬金術と合併させる実験をしたりします。その様な人達はより深い進化を求めていたり、シッディーを求めていたり、霊的力を求めていたりと間違った目的で求めています。このように霊的システムを混ぜる事は沢山の問題を作り出します。
正しい知識や伝統を引き継ぐ先生へのアクセスが無い人々は沢山います。彼らは色々な本やビデオや混ぜ合わせた伝統から深い錬金術への理解なしに学んでいます。霊的道にアプローチする中で、季節や年齢や気の流れ方や食事法や正しいマインドセットは全て大きな影響を私達の学んでいる手法に与えます。
この様に正しくないプラクティスの実践や混ぜ合わせた霊的システムは精神病や経絡へのダメージや内臓の損傷や不安定なメンタルやエゴの拡大などに繋がります。
クンルンシステム – 水の道
“クンルンの道は、他に類を見ない「水」の道であり、下に向かって流れる「天の道」です。非常に重要なのは、クンルンシステムとクンルンメソッドを、火の道の流派の実践法と組み合わせて行わないということです。
たとえばクンダリーニはエネルギーが上向きに流れる火の道ですが、このような激しいメソッドを、下向きに流れる水のメソッドと組み合わせることは避けてください。次のように考えてみてください。1本の線路上で2台の列車がそれぞれ反対方向から向かってきたら、列車は正面衝突します。こういった事態は避けたいということです。
もしあなたが火の道を実践していて、クンルンシステムの実践法を試してみたいと思った場合は、火の実践法を3か月間中断し、この3か月間、水の道の技法のみを行うことをおすすめします。3か月が終わったら、どちらの道が自分に適しているかを決める必要があります。私は、相反する道とエネルギーの流れを組み合わせることをおすすめしません。特定の実践法を行うことを決められない場合は、その実践法はやらないでください。
私がクンルンシステムのことを「最後の学びの道」と呼ぶのは、十分な根拠があってのことです。この根拠については、あなたが自分自身の聖なる覚醒においてさまざまな段階を通して、自分で発見し、理解していくことになるでしょう。”
クンルンシステムではプラクティスによりボディ、マインド、スピリットの準備が整えられ、自然と上がって来る火に備えます。
他の言い方をすると、
“雨が上から穏やかに、下の釜である火に降って来ると、浄化された湯気が立ちのぼり、ゆっくりと燃える炎が私達を洗練し更に高い存在にしてくれます。”
長寿を選ぶ
長寿の冷たい水の上に火の道を置く人達は破壊的な幻想の目覚めの形を行くことになるでしょう。水と火は常に均等にバランスを取る必要があります。自分が選んだ道を良く見て考える事をお勧めします。毎日何をプラクティスしているかを観察して下さい。水と火の二つの本質であるエレメントがあなたと調和が取れているかを確認して下さい
