現代のタオイスト

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現代のタオイスト

どのように伝統的なタオイストとして現代を生きるのか。タオイストの実践者は、選んだ伝統を進展させ守っていく事に努めます。

しかし現代社会に求められる物事は内側と外側からのチャレンジとなる事が日々起こります。極端なチャレンジが起こった際に、殆どの人達はすぐに結果が出ない事を理由に道を諦めてしまいます。

ハートを使って下さい。私達はこの道で孤独ではありません。

自分の完全なる目覚めに向かう際に、自然の法則に従いバランス良く歩む事を学ばないといけません。私達の先生方のような自分達よりも先にやってきた人達で長年この道を歩み続け生きている方達を見て下さい。そのような方達のタオイストとしての人生体験が助けになるでしょう。時によってはもうこれ以上前に進めない、または『壁にぶち当たっている』感覚になる事があると思います。

それは自然な事です。

でもこんな時に何ができるのか?

どのようなアドバイスにより道をスムーズにしていけるのか?

道を歩みやすくする

まず最初は、自分の人生を自然界の干満に従い生きる事。全てがあるべき状況になる事を信じる事。ポジティブなマインドセットで歩み、心から感じ、慈愛に満ちた状態である事を思い出しながら道を歩む様にしましょう。

次に、正しい血統を引き継いだ霊的手法を自分が持ち、その手法は自分に喜びをもたらすだけではなく、自分のダークサイドも引き出し経験させてくれる様な物である事。このような状態が起きた時には自分の起こす行動に責任を持ち(他人に責任を押し付けない)そうする事でそれらを手放す事ができます。

“『おわかりのように、世の中は常習的な行動パターンであふれているため、自己や世界観を変えるには本物の誠実な努力が必要です。常に自己を振り返り、内省することが必要で、正しく生きることを実践し、他者を尊重し、自然を尊重し、自然の中に行き、「最良の道を謙虚に歩む」ことさえすれば、私達は行動パターンを時間と共に変えていくことができるのです。いにしえの師たちもそうしたように。模範となるような善徳を持って生きることの大切さは、どんなに強調してもしずぐることはなく、あなたの「スピリット」に向かう道で出会う困難が減ることを保証してくれるでしょう。』

~クンルンシステム 書籍13ページ

三つ目は、自分の身の回りを自分をポジティブな方向にガイドしてくれる様な物で満たしながら、道から自分を遠ざけたり、道を歩む事を邪魔する物を排除していきましょう。ここでは、「追い求めない」「執着しない」という概念が大切になります。

四つ目は、自分の身体に適した正しい食生活です。みんな同じ身体を持っているわけではありませんし、必要な栄養も違います。自然な物を食べる事、自分の食べ物は自然保護を考えた視点から生産している会社や再生できるオーガニックな畑からやってきているかを確かめて下さい。

シンプルな物の力

この複雑な時代に道はシンプルに保ちましょう。ポジティブな状態の時にマインドが選んだ物が結果につながり、ハートの偉大な神秘への旅路が明かされるでしょう。ここで皆さんに私のタオイストの先生の言葉を残します。

“『ある日、私の道教の師が私に「あなたにとっての覚醒とは何ですか」と質問しました。「本物の覚醒とは、笑い飛ばしてしまうようなことです。チベットの伝統では『クレイジーウィズダム(狂気の叡智)』と呼ばれ、タオとしてしられる大いなる神秘の世界に入りいくことです」と私は答えました。師は、「まず、歩むべき道があることに気づかなければなりません。その後、覚醒すると、その道はあなた自身の内側にあることに気づくでしょう。そして覚醒してに達したい人は、自分が覚醒に達したとは絶対に言いません。なぜなら、真のタオは説明できるものではなく、内側からのみ直接体験できることだからです。笑い飛ばしてしまうようなことだからです」と述べました。また、「賢人は常に謙遜して頭を下げて歩くものである」と言う厳格な教えについても話され、これは貴重な教訓となっています。その後、私が探し求めていた覚醒の形について説明するよう師に言われました。私は、内側から光を発せられるようになりたいのですと答えました。チベットでレインボー・ボディと呼ばれ、道教では不滅のダイヤモンド・ボディーと呼ばれているようにです。この目標を胸に、そして、師たちからの長年にわたる協力とサポートにより、私は目的と情熱を発見しました。そいて満を持して、クンルン・システム が誕生したのです。』”

~ クンルンシステム 書籍7ページ